調査・研究活動

徳川美術館では、学芸員の館内外における美術品・文化財の調査・研究活動を行い、その成果を展覧会で活かすとともに、講座や図録・刊行物などで公開しています。
公益財団法人徳川黎明会が運営する機関としては、名古屋に所在する徳川美術館のほか、徳川林政史研究所新しいウインドウを開きます(東京都豊島区)があり、尾張徳川家を母体とする同じ財団の施設として、ともに情報の共有や交流を図り、美術史に限らず近世史や林政史など広範囲にわたる研究活動を行っています。
昭和41年度(1966)より徳川林政史研究所では『研究紀要』を毎年刊行、昭和49年度からは徳川美術館と徳川林政史研究所の両方の研究成果がまとめられた『金鯱叢書―史学美術史論文集』を毎年一冊刊行してきました。さらに平成26年度(2014)からは『研究紀要』と『金鯱叢書』を合冊して体裁を改めた新『金鯱叢書』 (事前申込制/無償頒布)を刊行し、学術振興普及の発展・充実に努めています。
このほか学術振興会の科学研究費をはじめとする研究助成を受け、国内外の専門家を加えた形での所蔵品の研究を継続して行っています。

「金鯱叢書」の第1輯~第40輯の論文タイトル、および第41輯以降のPDFはこちらからご覧いただけます。