初音蒔絵貝桶

国宝

初音蒔絵貝桶 はつねまきえかいおけ

婦女の貞節の象徴である合貝(貝覆)を納める桶。
八角形で同形の台が添い、朱房の紐をかける。二合一対。
婚礼調度の中では最も重要な意味を持ち、大名の婚礼行列では先頭を飾り、家老や重臣が「御貝桶渡役」を務める。

【国宝 霊仙院千代姫(尾張家2代光友正室)所用 江戸時代 寛永16年(1639)】