刀装具意匠茶箱

刀装具意匠茶箱 とうそうぐいしょうちゃばこ

江戸中期を代表する漆芸家として著名な小川破笠(おがわはりつ・1663~1747)は、前半生までは俳人として活躍し、享保年間(1716~36)頃より、陶片・堆朱・鼈甲・ガラスなど多彩な素材を用いた「破笠細工」や「笠翁細工」と呼ばれる独創的な作品を作り出しました。籐編(とうあみ)の地に、箱の表面に鐔・笄(こうがい)・小柄(こづか)を、蓋裏には蕪蒔絵印籠が配され「笠翁製」と銘が入れられています。一見すると、金属製の刀装具が貼りつけられているように見えますが、驚くことに漆で作られています。

【小川破笠作 江戸時代 名古屋市博物館蔵】