鳳凰に龍波濤文螺鈿四方盆

鳳凰に龍波濤文螺鈿四方盆 ほうほうにりゅうはとうもんらでんよほうぼん

 鳳凰の頭や胴、龍の顔や胴、鰭(ひれ)などは、それぞれのパーツに応じた色の貝片を截(き)って用い、鳳凰の尾羽や龍の鱗(うろこ)・雲気・波濤は小さく截った貝片を並べ形を表しています。小品ながら、龍・鳳凰の対峙する意匠は繊細緻密で、しかもダイナミックな力強さに満ちた名品です。

【寄託品 中国・元時代】