石首魚石入蠟色塗刀拵<br />脇差拵

石首魚石入蠟色塗刀拵
脇差拵
いしもちいしいりろいろぬりかたなごしらえ
わきざしごしらえ

尾張家14代慶勝のために作られた大小拵(だいしょうごしらえ)で、拵の鞘塗には石首魚(いしもち)の耳石(じせき)が嵌入(かんにゅう)されています。石首魚はニベ科の海魚で、その名前は頭部に大きな耳石(骨)を持つことに由来します。慶勝が慶応2年(1866)、42歳の時に本拵を帯びて撮影した写真が残っています。

【江戸時代 〈刀拵〉安政4年(1857)・〈脇差拵〉安政元年(1854)】

徳川慶勝(尾張家14代)所持
二口

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