竹茶杓

竹茶杓 たけちゃしゃく

白竹で経年による美しい色艶がある茶杓です。節裏に虫喰いの跡があり、典型的な織部の茶杓とは趣が少し異なり、利休写しを思わせる作行きです。面取りの筒に墨で「宗句参 古織部」と書かれています。いわゆる贈筒で、古田織部が宗句すなわち前田玄以に贈った茶杓です。

【江戸時代 17世紀】

作者:古田織部作

前田玄以所持(小堀遠州箱書)
長18.0

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