梔子連雀文堆朱盆 <br />彫銘「張成造」 「頴川東房」朱漆印

梔子連雀文堆朱盆 
彫銘「張成造」 「頴川東房」朱漆印
くちなしれんじゃくもんついしゅぼん
ほりめい ちょうせいぞう  えいせんとうぼう しゅうるしいん

梔子の花枝を見込の全面に表し、その上に2羽の飛び交う鳥が配されている。草花に鳥を2羽配する図柄は宋時代以来の彫漆に好まれた。レンジャクは冬になると大陸から日本へも飛来する美しい渡り鳥である。 数ある堆朱の盆のなかでも、量感にあふれ、優れた出来を示している。

【中国・元時代 14世紀】

高4.2 径32.1

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