洞庭秋月図<br/ >伝牧谿筆

洞庭秋月図
伝牧谿筆
どうていしゅうげつず でんもっけいひつ

名物
 月の光と陰が交錯した渺々(びょうびょう)たる湖の光景が、柔らかく煙るように淡い墨の強弱によって、詩情ゆたかに描き出されている。牧谿筆と伝えられる絵は、室町将軍家の愛蔵を経て、江戸時代には大名や豪商たちの間に受けつがれ、茶掛として大切にされてきた。

【中国・南宋~元時代 13世紀】