蓬生

国宝

蓬生 よもぎう

初夏のある雨上がりの月夜、源氏は惟光(これみつ)に露を払わせながら、荒れ果てた屋敷に立ちよる。そこは源氏の再来を待ち続けた末摘花の変わり果てた屋敷であった。

【国宝 平安時代 12世紀】