国宝 源氏物語絵巻<br />柏木二

国宝

国宝 源氏物語絵巻
柏木二
げんじものがたりえまき かしわぎ

女三宮と通じ、自責の念にかられる柏木は、重い病気にかかる。
柏木の病状を心配された帝の命により、急に柏木は権大納言に昇進することになった。
その祝いをかね見舞いに訪れた友人夕霧に対し、柏木は苦しい息の下からも、自分の亡くなった後に妻落葉宮のことを託し、自分の過ちをほのめかし、源氏にそれとなく詫びてくれるよう頼みつつ、別れを告げる。

【平安時代 12世紀 徳川美術館蔵】