和歌懐紙「寄松祝」<br /><small>徳川宗睦(尾張家9代)筆</small>

和歌懐紙「寄松祝」
徳川宗睦(尾張家9代)筆
わかかいし まつのいわいによす

尾張徳川家9代宗睦(むねちか/1732~99)の「寄松祝」と題した和歌懐紙である。宗睦が権中納言であった宝暦11年(1761)から安永10年(1781)の間の作である。
宗睦は、先代の宗勝(むねかつ)が行ってきた政治の刷新を継承し、さらに徹底した改革をおこなった。寛容で慈愛に富み、また学問に励み、藩校明倫堂を建てるなど、尾張徳川家中興の英主とされている。

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【江戸時代 18世紀】