青磁八卦文水指

青磁八卦文水指 せいじはっけもんみずさし

古代中国の銅製化粧箱「奩(れん)」を祖形とする三つ足の香炉で、大型であるため水指に転用されたと考えられる。胴部は三段に分かれ、上下部には雲文が配される。中央部は菊文によって八つに区画され、それぞれの区画に占(うらな)いに使う八卦文が浮き出ている。尾張徳川家12代斉荘(なりたか/1810~45)による箱書が添っている。

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【徳川斉荘(尾張家12代)所用 中国・元-明時代 14-15世紀】