
古瀬戸肩衝茶入
銘 本阿弥
名物
こせとかたつきちゃいれ
めい ほんあみ
堂々とした古瀬戸の肩衝茶入である。いくぶん尻膨らで胴に轆轤目(ろくろめ)が目立つ。茶の下釉に黒釉がかけられ、総体に黒の斑紋となり、紫に発色している。尾張徳川家付家老・竹腰正信(初代)が本阿弥家より求め、のち2代宗謙(正信次男正晴)の遺物として延宝5年(1677)尾張徳川家に献上した。
【室町時代 15-16世紀】