時代不同歌合絵 蟬丸<br /><small>伝藤原為家筆</small>

時代不同歌合絵 蟬丸
伝藤原為家筆
じだいふどううたわせえ せみまる

「時代不同歌合」は『古今和歌集』から『新古今和歌集』にいたる100人の歌人とその和歌を各3首ずつ撰び、歌合の形式にしたがって左右に分けて対比させた後鳥羽院(ごとばいん)(1180~1239)の撰になる歌合である。鎌倉時代には、藤原公任(きんとう)(966~1041)撰の「三十六人撰」の流行と、肖像画である「似絵(にせえ)」の隆盛により、三十六歌仙を中心に、古来のすぐれた歌人の絵姿に和歌を添えた「歌仙絵(かせんえ)」が多数製作された。この風潮の中で「時代不同歌合絵」の製作も盛んになり、以後数々の作が生み出された。徳川綱誠(尾張家3代)・徳川吉通(同家4代)所持。

【室町時代 15世紀】