漢作文琳茶入 銘 苫屋<br /><small>大名物</small>

漢作文琳茶入 銘 苫屋
大名物
かんさくぶんりんちゃいれ めい とまや

文琳茶入は、姿が林檎(りんご)に似ているところから名付けられたという。通常の文琳茶入の胴部が球状であるのに対し、肩を角張り腰を突き出し、底部へ向けてすぼまっている。総体に光沢のある飴色(あめいろ)釉がかかり、二箇所の雪崩れ(なだれ)のうち、一つは底まで達している。銘は藤原定家の「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ」(『新古今和歌集』)から小堀遠州が命銘した。
徳川家治(10代将軍)・家達(徳川宗家16代)・徳川慶勝(尾張家14・17代)所用。

【中国・南宋~元時代 13-14世紀】