秋野蒔絵中次 あきののまきえなかつぎ
中次は薄茶を入れるための円筒形の容器で、蓋身の合口が丁度半分の位置にあるために名が付けられた。器胎は木製挽物(ひきもの)で、身の立上りが深く密閉性が高く、抹茶の容器としては防湿の機能にも優れている。
本品は黒漆地に金平蒔絵で菊・桔梗・薄(すすき)・女郎花(おみなえし)などの秋草が描かれており、枝や葉は風でたわめられるかのように湾曲しているが、枝振りはやや類型化している。
【江戸時代 17-18世紀】
中次は薄茶を入れるための円筒形の容器で、蓋身の合口が丁度半分の位置にあるために名が付けられた。器胎は木製挽物(ひきもの)で、身の立上りが深く密閉性が高く、抹茶の容器としては防湿の機能にも優れている。
本品は黒漆地に金平蒔絵で菊・桔梗・薄(すすき)・女郎花(おみなえし)などの秋草が描かれており、枝や葉は風でたわめられるかのように湾曲しているが、枝振りはやや類型化している。
【江戸時代 17-18世紀】