能面 邯鄲男

能面 邯鄲男 のうめん かんたんおとこ

憂愁を帯びた若い男の面(おもて)である。本来は人生に悩む求道の青年「邯鄲」専用の面であったが、桃山時代頃から、「高砂(たかさご)」・「養老(ようろう)」・「弓八幡(ゆみやわた)」の後半に登場する若い男神の役に用いられるようになった。

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【江戸時代 18世紀】