孔雀蒔絵小鼓胴

孔雀蒔絵小鼓胴 くじゃくまきえこつづみどう

演能に用いられる楽器は、笛(能管(のうかん))・小鼓・大鼓と太鼓の四種類があり、囃子道具とも四拍子(しびょうし)とも称されている。そのうち小鼓の胴は桜材で、胴の両端に二枚の革をあて調緒(しらべお)で締める。調緒を左手で握って右肩にかつぎ、右手で表革を打つ。打つ際に調緒を締めたりゆるめたり、手指のあたる位置、打つ強さ、指の数を変えたりして多様な音色が生み出される。
この小鼓は、黒塗の胴に金蒔絵で大きく孔雀を描き、孔雀の羽根の一部に螺鈿(らでん)が用いられている。

名品コレクション展示室にもどる

【菱田家寄贈 江戸時代 19世紀】