洛中洛外図屏風<br /><small>六曲一隻</small>

洛中洛外図屏風
六曲一隻
らくちゅうらくがいずびょうぶ

二条城を中心に据え、右京と西山を背景に描く洛中洛外図である。もとは六曲一双だったが左隻のみ現存する。寛永3年(1626)に2代将軍秀忠・3代将軍家光の招きに応じて、後水尾(ごみずのお)天皇が二条城へ行幸(ぎょうこう)した寛永行幸の情景が大きく取り上げられる。二条城には天皇乗輿(じょうよ)の鳳輦(ほうれん)を中心に華麗な行列が描かれる。寛永行幸は徳川家の天下を明らかにする一大盛儀として執り行われた。

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【江戸時代 17世紀】