源氏物語抄<br /><small>伝東福門院和子(後水尾天皇中宮)筆</small>

源氏物語抄
伝東福門院和子(後水尾天皇中宮)筆
げんじものがたりしょう

『源氏物語』五十四帖の各帖冒頭の一節を抜書した巻物で、東福門院(とうふくもんいん)筆として古くから尾張徳川家に伝来した。
東福門院和子(まさこ/1607~78)は2代将軍徳川秀忠の五女である。元和6年(1620)に後水尾天皇の女御(にょうご)として入内(じゅだい)し、のちに中宮となり、明正天皇の生母となった。後水尾天皇とともに、江戸時代初期における朝廷文化の開花に尽くした。

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【江戸時代 17世紀】