緋地松に鶴文筥迫

緋地松に鶴文筥迫 ひじまつにつるもんはこせこ

筥迫は、武家の中流以上の妻女が使用した布製の鼻紙入れです。江戸時代後期に紙入から発達し、後には紙のほか簪なども挟み込み、装飾具としても高い効果を発揮しました。ラシャやビロード地に花鳥・草花・吉祥文などが刺繍され、共裂(ともぎれ)の華麗な胴締と、匂袋が附属します。

【江戸~明治時代 19世紀(展示期間:6/27~7/21)】