菊折枝蒔絵鏡台

菊折枝蒔絵鏡台 きくおりえだまきえきょうだい

鏡台は、女性が化粧をする時に鏡を掛ける台です。二段の引出の中には、鏡や鏡を入れる鏡巣のほか、お歯黒や白粉(おしろい)、整髪などに必要な小道具類が納められています。宝暦2年(1752)近衛家から尾張家9代宗睦(むねちか・1732~99)の正室として嫁いだ好君(たかぎみ・1730~78)の婚礼調度として伝わりました。

【江戸時代 18世紀 転陵院好君所用】