染付磁器入花蝶蒔絵菓子簞笥

染付磁器入花蝶蒔絵菓子簞笥 そめつけじきいりかちょうまきえかしだんす

 尾張家18代義礼(よしあきら)夫人良子(かたこ)所用の菓子簞笥です。瀬戸製と思われる染付磁器を、正面の観音開きの扉および引き出しの鏡板部分に嵌(は)め込み、簞笥の上面と側面に扇形・菱重形・花形などの磁器板を貼り付けています。大正10年(1921)に尾張家から売り立てられた作品です。平成28年(2016)に寄贈されました。

【斉藤芳克氏寄贈 江戸~明治時代】