短刀 銘 正宗<br />名物 不動正宗

重要文化財

短刀 銘 正宗
名物 不動正宗
たんとう めい まさむね
めいぶつ ふどうまさむね

大御所(おおごしょ)秀忠(ひでただ)が、寛永2年(1625)3月8日に鼠穴(ねずみあな)邸へ御成(おなり)を行った際、尾張家初代義直(よしなお)が拝領した短刀です。「享保名物帳(きょうほうめいぶつちょう)」には、豊臣秀次(ひでつぐ)より家康を経て前田利家の所持となり、前田利常(としつね)から再び家康の手に渡ったとされます。
表に滝不動、裏に護摩箸の彫物があります。茎(なかご)は生(う)ぶで、正宗在銘品(ざいめいひん)の代表作です。
〔徳川家康所持・徳川秀忠(2代将軍)下賜・徳川義直(尾張家初代)拝領〕

【鎌倉時代 14世紀】