染付唐草文茶碗 銘 荒木<br />大名物

染付唐草文茶碗 銘 荒木
大名物
そめつけからくさもんちゃわん めい あらき

江西省景徳鎮窯製の染付製品を模倣して製作された明時代の粗製の陶器碗です。茶会記に記述される染付茶碗の中で、記述と伝世品とで合致する唯一の茶碗としても重要です。尾張家では家康からの「駿府御分物」として大切にされ、藩の公式な道具の最上級である「上御数寄御道具」とされました。

【中国・明時代 16世紀後期】