刺繡阿弥陀三尊来迎図

重要文化財

刺繡阿弥陀三尊来迎図 ししゅうあみださんぞんらいごうず

観音(かんのん)菩薩・勢至(せいし)菩薩を先導に、雲に乗った阿弥陀如来が往生者のもとへ飛来する場面を表します。各所に配された梵字(ぼんじ)は種字(しゅじ)と呼ばれ、仏尊を象徴的に示しています。本紙・表装とも多彩な色糸と人毛による刺繡で表されています。高度な技法を駆使して色のぼかしや線の躍動感を表現しており、刺繡による来迎図の中でも屈指の名品です。

【鎌倉時代 14世紀(展示期間:6/6~6/21)】