青窓紀聞<br /><small>水野正信編 二百四冊の内 巻二八</small>

青窓紀聞
水野正信編 二百四冊の内 巻二八
せいそうきぶん

『青窓紀聞』は、尾張藩大道寺家の用人・水野正信による当時の様々な出来事の記録です。水野は、天保14年(1843)、肥後国天草郡(現・熊本県天草市)に光をまとって現れ夜な夜な猿の声で人を呼んだ妖怪が、「我は海中に住む、あま彦と申すものなり。今年から6年間、豊作になるが、国々で病が多発して、人間は六割が死んでしまう。けれども我の姿を書き見る者は無病長寿となる。このことを早く諸国に伝えよ。」と言って姿を消したらしいと記しています。
最近話題となった「アマビエ」は弘化3年(1846)頃に登場したため、アマビコが写し間違えられて誕生したとも言われています。

【江戸時代 19世紀 名古屋市蓬左文庫蔵】