墨竹図風炉先屏風 <small>二曲一隻<br />狩野常信筆</small>

墨竹図風炉先屏風 二曲一隻
狩野常信筆
ぼくちくずふろさきびょうぶ

水辺に群生する淡竹(ハチク)と太湖石が描かれています。しばしば茶席で、水指や風炉釜の後ろに立てて用いられたようで、飛沫(ひまつ)を受けた跡が見られます。窓は鉄刀木(たがやさん)で枠を設け、黒褐色の稈(かん)が特徴である黒竹(クロチク)を差し込んだ、凝った意匠となっています。

【江戸時代 17-18世紀】