長篠合戦図屏風

長篠合戦図屏風 ながしのかっせんずびょうぶ

信長・家康連合軍と、武田勝頼軍が激突した長篠の戦いを描いています。右端に武田軍が包囲した長篠城、中央の連吾川(れんごがわ)を挟んで対岸に、馬防柵(ばぼうさく)を盾に織田・徳川連合軍が配置されています。右下で炎上する建物は、別働隊に攻め落とされた武田軍の鳶ケ巣山(とりがすやま)砦です。馬防柵の前後で鉄炮を放つ織田・徳川連合軍の鉄炮衆の周囲には黒煙が描かれており、火縄銃を用いた戦法が効果的に描かれています。

【江戸時代 18-19世紀】