長生殿蒔絵手箱

重要文化財

長生殿蒔絵手箱 ちょうせいでんまきえてばこ

長生殿は中国・唐の都にあった宮殿です。平安時代の学者・慶滋保胤(よししげのやすたね)の詠んだ漢詩では、春秋の美観に満ちたすばらしさが賞賛されています。本品では梅・藤・橘・菊などの花が季節を超えて咲き乱れる理想郷として表現され、鶴・亀などのおめでたいモチーフも描かれています。

【鎌倉時代 13-14世紀】