天明真形釜

天明真形釜 てんみょうしんなりがま

釜の産地として有名な天明(現・栃木県佐野市)で製作された茶釜です。天明での茶釜作りの始まりは、河内国(現・大阪府松原市)の鋳物師(いもじ)が移住してきたことに由緒があると言われています。本品は真形の霰釜(あられがま)で、羽根の部分が朽ちかけているように作られています。

【岡谷家寄贈 江戸時代 17世紀】