徳川直七郎(斉温)宮参り行列図<br /><small>二巻の内</small>

徳川直七郎(斉温)宮参り行列図
二巻の内
とくがわなおしちろう(なりはる)みやまいりぎょうれつず

尾張家11代斉温(なりはる)となった徳川直七郎(なおしちろう)は11代将軍家斉(いえなり)の19男として、文政2年(1819)に生まれました。この巻物には直七郎が7歳の時に行われたお宮参りの行列が描かれています。お宮参りは通常生後一年以内に行われる習わしですが、斉温は4歳で尾張家の養子となった後、7歳でお宮参りを行いました。尾張家の江戸屋敷から赤坂の山王社(日枝神社)へ参詣し、帰りに江戸城本丸大奥へ立ち寄って、祝いの品々を贈られました。

【江戸時代 19世紀】