名古屋東照宮祭礼図屏風<br /><small>六曲一双</small>

名古屋東照宮祭礼図屏風
六曲一双
なごやとうしょうぐうさいれいずびょうぶ

名古屋東照宮祭礼の長大な行列を左下から右上へとつづれ折りに描いた屏風です。当初は八曲一双の屏風でしたが、伝来の途中で六曲一双に改装されたため、画面に欠落と順序の乱れがあります。上長者町の山車が鐘巻道成寺であることや、寛文12年(1672)にはじまる福井町・富田町の小母衣(こほろ)と、元禄3年(1690)まで行われた伝馬町等の田植えの警固(けいご)(仮装行列)が描かれていることから、17世紀後半に描かれた現存最古の作例と推測されます。

【江戸時代 17世紀 個人蔵(展示期間::2022/8/24~9/11)】