三家部屋着座之図<br /><small>徳川慶勝(尾張家14代)筆</small>

三家部屋着座之図
徳川慶勝(尾張家14代)筆
さんけへやちゃくざのず

大廊下(おおろうか)上之部屋(かみのへや)で、尾張家・紀伊家・水戸家当主が座る位置を記した図です。尾張家・紀伊家は大廊下側、水戸家はその反対側で、着座の位置まで決められていました。部屋には庭や小用所(しょうようどころ=トイレ)・手水(ちょうず)まで付いており、他の殿席と異なり、特別扱いされていました。

【徳川林政史研究所蔵 江戸時代 19世紀】