梨子地糸巻太刀拵

梨子地糸巻太刀拵 なしじいとまきたちごしらえ

「小太刀 銘 源左衛門尉信国 応永廿一年二月日 名物 松浦信国」に附属する糸巻太刀拵である。鞘は梨子地に葵紋を並べ、金具は全て葵紋に雲龍文とし、目貫は三双葵紋、鐔は葵鐔とする。明治3年(1871)に尾張家16代義宜(よしのり)が佩刀とする際、「太刀 銘 左 名物 大左文字」に附属する「蠟色金霰太刀拵」の金具を取り外し、本品の金具としたことが記録されている。

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【明治3年(1870)】