第1展示室武家のシンボル -武具・刀剣-
大名道具は、公的な場で用いられる「表道具(おもてどうぐ)」と、私的な場で用いられる「奥道具(おくどうぐ)」に二分されます。第1展示室では、表道具の中でも武家にとって最も重要な道具であった武具を紹介しています。「武士の魂」と言われ、諸道具の中でも最も高い格式が与えられていた刀剣や、毎年正月11日に書院に甲冑(かっちゅう)を飾り、旗や幟(のぼり)を立てて祝う大名家の年中行事が再現展示されています。
ここでは、現在展示されていない作品も含め、テーマに沿ってご紹介します。
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金箔置紅糸威具足
江戸時代 18世紀
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上り藤馬標
江戸時代 17世紀
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鳳凰蒔絵白銀造毛抜形太刀拵
江戸時代 天保7年 <1836>
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重要文化財
太刀 銘 国行
鎌倉時代 13世紀
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重要文化財
刀 無銘 助真
鎌倉時代 13世紀
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短刀 無銘 正宗
鎌倉時代 14世紀 重要美術品
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桐紋散蒔絵長持
(御清御長持)駿府御分物 桃山~江戸時代 16-17世紀
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淡浅葱地葵紋付扇地紙文辻ケ花染小袖
桃山~江戸時代 16-17世紀
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薄水色麻地蟹文浴衣(復元)
平成10年 <1998>
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雪輪・四方剣透鉄鐔
号 残雪 名物室町時代 15世紀
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無地鉄鐔
号 あけぼの 名物室町時代 15世紀
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盲亀浮木図小柄
無銘 祐乗(後藤家初代)
名物室町時代 15世紀