古銅饕餮文分銅形花生

古銅饕餮文分銅形花生 こどうとうてつもんぶんどうがたはないけ

書院床の脇に飾られた花生で、書院の押板飾りには同じ姿の花生一対を脇花瓶として用いるのを故実とする。中国古代の祭器のひとつ「壺(こ)」と呼ばれる青銅製の酒壺の形をもとにして作られた花生で、胴部に雷文繋・饕餮文などを、圏台には環耳を付けている。饕餮とは眼と角を強調した想像上の怪獣で、中国の古代王朝殷時代に生まれた。本作は西周時代の「壺」の様式を踏まえて明時代に製作されたと思われる。

【中国・明時代 15-16世紀】