第3展示室大名の室礼 -書院飾り-
第3展示室では、かつて名古屋城二之丸御殿にあり、大名の公式行事に用いられた「広間」と、大名のくつろぎの場であった「鎖の間」が再現展示されています。広間には、床(とこ)・違い棚(ちがいだな)・付書院(つけしょいん)といった飾り付けのための空間が設けられ、花生・香炉・香合・天目・茶入・文房具などが飾られました。これらの品々はいずれも唐物(からもの=舶来品)などの貴重な品々で、飾り付けは室町時代の将軍家で行われていた規式に従って行われました。
ここでは、現在展示されていない作品も含め、テーマに沿ってご紹介します。
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三教図・梅竹錦鶏・柳白鷺図
三幅対の内 三教図(部分)中国・明時代 16-17世紀
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堆朱牡丹文香合
彫銘「張成造」中国・明時代 16世紀
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堆朱花鳥文沈箱
中国・明時代 15-16世紀
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青磁文字文塵壺
中国・元~明時代 14世紀
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古銅雨龍形筆架
中国・元時代 14世紀
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建安瓦硯
中国・明時代 16世紀
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堆朱梅下人物図印籠・
堆朱愛蓮図盆中国・明時代 15-16世紀
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唐物茄子茶入
中国・南宋~元時代 13-14世紀
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青磁獅子鈕阿古陀形香炉
中国・明時代 15-16世紀
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藤重中次 彫銘「藤重造」
藤重藤巌作江戸時代 17世紀
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熊川茶碗
朝鮮王朝時代 17世紀
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南蛮芋頭建水
東南アジア 16-17世紀