青磁菊花文盤

青磁菊花文盤 せいじきっかもんばん

中国・龍泉窯(りゅうせんよう)で作られた青磁の盤である。側面には古代中国の占いで用いた算木(さんぎ)を組み合わせた八卦文(はっけもん)、見込には菊の折枝文が施されている。これらは印花(いんか)という型押しの技法が用いられている。こうした器は室町時代以降、座敷飾りの道具として、石菖(せきしょう)などを入れて賞玩されていたことが知られる。

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【中国・明時代 14-15世紀】