唐銅穂屋香炉蓋置

唐銅穂屋香炉蓋置 からどうほやこうろふたおき

車透かしの穂屋に霊芝(れいし)文様を表した香炉である。
穂屋香炉は「火屋香炉」とも書く。室町将軍家8代足利義政の東山殿の座敷の様子や道具の飾り方を記した『御飾書(おかざりしょ)』の記載により、「火屋香炉」が書院の道具として使用されていたことが知られている。茶の湯では穂屋香炉を蓋置に見立て、利休七種好みのうち随一のものとして扱われている。

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【江戸時代 18世紀】