短刀 銘 吉光 名物 後藤藤四郎
"Tantō" Short Sword, known as "Gotō-tōshirō." Inscription: Yoshimitsu.
たんとう めいよしみつ めいぶつ ごとうとうしろう
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国宝「短刀 銘 吉光 名物 後藤藤四郎」は、鎌倉時代中期に京で活躍した粟田口派の刀工、藤四郎吉光の短刀です。吉光は山城国(現・京都府)の刀工で、多くの短刀を残しましたが、本刀はそれらの中にあって大振りで、刃文も乱刃で刃中(はちゅう)の働きも変化に富んだ異色の出来です。その評価については『享保名物帳』に、本阿弥家10代光室(こうしつ)が鑑定した際、表切先の出来が悪いとして代付けを安くしたところ、それに反して父である9代光徳(こうとく)は高く評価し、光徳の代付けに定まったという逸話が記されています。光徳のこの評価が本刀の価値を決定付けたといえるでしょう。
「後藤」の名は、家康に仕え、金座御金改役(きんざごきんあらためやく)を務めた後藤庄三郎光次(しょうざぶろうみつつぐ・1571~1625)が所持していたことに由来しています。その後、土井利勝(としかつ)が3代将軍徳川家光の土井邸御成の際に献上し、寛永16年(1639)尾張徳川家初代徳川義直(よしなお)の子の2代徳川光友(みつとも)と徳川家光の長女千代姫(ちよひめ)との婚礼の祝儀として、「刀 無銘 郷義弘 名物 五月雨郷」とともに家光から光友へ下賜されました。徳川光友は子・綱誠(後の尾張徳川家3代当主)の婚礼の際、祝儀として本刀と「刀 無銘 郷義弘 名物 五月雨郷」を贈っています。代々、おめでたい場面で受け継がれてきた刀剣です。昭和29年(1954)3月20日に国宝に指定されました。
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概要
| 作品名 | 短刀 銘 吉光 名物 後藤藤四郎 | "Tantō" Short Sword, known as "Gotō-tōshirō." Inscription: Yoshimitsu. |
|---|---|---|
| 作品名ふりがな | たんとう めいよしみつ めいぶつ ごとうとうしろう | |
| 作者名 | 吉光 | |
| 文化財指定 | 国宝 | |
| 作品分類 | 刀剣 | |
| 国 | 日本 | |
| 時代 | 鎌倉 | |
| 世紀 | 13世紀 | |
| 数量 | 1振 | |
| 材質・技法 | ||
| サイズ | 刃長27.6 反り無し 茎長11.5 鎺元厚0.8 鎺元幅2.4 |
