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開催中の展覧会

特別展

ときめく箱

2026.10.08 (木)2026.11.15 (日)

「玉手箱」や「箱入り娘」といった言葉があるように、ものを収納する容器の一つである箱は、古代から現代にいたるまで、人々の生活や信仰・藝術に深く関わってきました。内容品の保護・整理・運搬といった実用性に加え、精緻な装飾や象徴的な意匠、そして蓋の表裏に記された箱書きに至るまで——箱は時として、持ち主の想いを内に秘め、また時を越えて語るメディアでもありました。本展では、箱の機能と美に着目しながら、その魅力に迫ります。

刷毛目茶碗 銘 白波 朝鮮王朝 16世紀 岡谷家寄贈

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企画展 生誕140年 没後50年記念

旅する侯爵 徳川義親

2026.10.08 (木)2026.12.13 (日)

徳川美術館の創設者・尾張徳川家19代当主義親は、知的な探求心にあふれた人物でした。義親は多分野に関心を持ち、東南アジアやヨーロッパ旅行で得た美術品・日本各地の郷土玩具など、彼ならではの目線で、その地域や生活の記憶と結びついた作品を蒐集しました。本展では、今年生誕140年、没後50年を迎える義親の文化への眼差しとその足跡を辿ります。

ヨーロッパ旅行から帰る船上の義親夫妻 大正11年(1922) 個人蔵

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Upcoming Exhibitions

これからの展覧会

【特別公開】

国宝 源氏物語絵巻 横笛・宿木(二)

2026.11.14 (土)2026.11.29 (日)

「国宝「源氏物語絵巻」は、王朝時代の人々の雅やかな暮らしぶりを余すところなく伝えてくれる現存最古の物語絵巻です。毎年11月下旬には、この絵巻から数場面を選んで特別公開を行います。もとは巻物として伝わり、昭和7年(1932)に保存のために額装に改装され、近年、額装による本紙への負荷を軽減するために再び巻子装に戻し、一場面ごとに絵と詞書を一巻の巻物に仕立て、絵巻本来の姿で鑑賞いただくことが可能となりました。
 今年は、15巻の中から、第37帖「横笛」と、第49帖「宿木(二)」を特別公開します。

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企画展

古写経 祈りの美

2027.01.05 (火)2027.01.31 (日)

古来、仏教経典を書写することは、大きな功徳があると信じられてきました。そのため仏教伝来以来、日本でも盛んに写経が行われ、数多くの写経遺品が伝存しています。本展では、古筆手鑑に貼り込まれた断簡を含む尾張徳川家伝来品の優品を中心に、近年新たに寄贈を受けた作品も交えながら、古代から近世にかけての古写経の名品をご紹介します。書写した人々の祈りや願いを伝えるとともに、文字、料紙、装丁の美しさにも注目してお楽しみください。

重要文化財 法華経普門品(部分) 平安時代12世紀 徳川美術館蔵

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特別展

尾張徳川家の雛まつり(2027年)

2027.02.06 (土)2027.04.04 (日)

「桃の節供」と呼ばれる雛まつりは、春のおとずれを告げるにふさわしい、華やかで心なごむ行事です。徳川美術館では毎年、雛まつりの時期にあわせて尾張徳川家伝来の雛飾りを展示しています。気品に満ちた雛人形や、婚礼調度のミニチュアである雛道具は、いずれも雅やかで、御三家筆頭の名にふさわしい質の高さを誇ります。江戸時代から昭和時代にいたるまで、各時代の技術の粋が結集された尾張徳川家ゆかりの雛人形・雛道具の数々をご堪能ください。

有職雛(束帯姿) 江戸時代 19世紀 貞徳院矩姫(尾張家14代慶勝正室)所用

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企画展

大名もあそぶ

2027.02.06 (土)2027.04.04 (日)

古今東西を問わず、人が人らしく生きる上で必要不可欠なもの、それが遊びです。江戸時代の大名においても、つれづれを過ごす娯楽のみならず、たしなみや教養の糧として、さまざまな遊びがおこなわれました。「琴棋書画」に代表される高雅な遊びをはじめ、公家由来のみやびな香合せや貝合せに、かるたや双六・人形といった玩具や遊戯具に至るまで実に多彩です。大名たちの心をなごませ、生きる力を育んできた遊びの世界を紹介します。

菊折枝蒔絵碁盤・双六盤・将棋盤 江戸時代18世紀 俊恭院福君(尾張家11代斎温継室)所用 徳川美術館蔵

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【特別公開】

千利休 泪の茶杓

2027.02.20 (土)2027.03.02 (火)

「泪(なみだ)」は、千利休の茶杓として最も名高い品です。豊臣秀吉に切腹を命ぜられた千利休が、自ら削って最後の茶会に用い、茶会後に古田織部に与えられたといわれる茶杓で、織部がこの茶杓用に長方形の窓をあけた筒をつくり、その窓を通して茶杓を位牌代わりに拝んだとも伝えられています。毎年、利休忌の前後の約1週間のみ、筒とともに特別公開します。

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Displays of Masterpieces
from the Collection

名品コレクション展示

名品コレクション展示は、1年を通してご覧いただけます。
大名の生活と文化を5つのテーマに分け、約1ヶ月ごとに展示作品を入れ替えます。

展示作品リスト
List of Works on Display

武家のシンボル -武具・刀剣-

武家のシンボル  -武具・刀剣-

大名とは、武力をもって世の秩序を築いた武士の頂点に立つ存在でした。戦国の世が終わり、泰平の世を迎えた江戸時代にあっても、万一の戦に備えて軍備を整えることは武士のつとめでした。甲冑などの武具・刀剣は、武家のシンボルとして、美しさと気品をもって誂えられました。なかでも刀剣は家の由緒を物語る道具として重んじられ、高い格式を帯びて贈答儀礼にも欠かせない品となりました。甲冑は一軍を率いる大将の威厳を示すハレの装いであり、最高の材料と技術を注いで作られました。武具・刀剣のコレクションからは、機能を超えた美と細部へのこだわりに息づく誇り高い武士の精神が感じられます。

大名の数寄 -茶の湯-

大名の数寄  -茶の湯-

室町時代に成立した茶の湯は、織田信長や豊臣秀吉の時代を経て、江戸時代には武家の公式行事に採り入れられました。大名は、邸内に茶室を設け、将軍の公式訪問である「御成(おなり)」をはじめ、諸大名を招いて茶を点ててふるまい、接待の場として用いました。茶室で用いられる茶道具は、華々しい由緒・伝来はもとより、造形的にもすぐれ、時に一国一城にあたるとされるほどの高い価値をもつ「名物」が重んじられました。「名物」の茶道具を所持することが家の誉れとなり、家の格をも表したのです。名古屋城二之丸御殿の「猿面茶室」を復元し、季節にあわせた茶道具の取り合わせを再現しています。

大名の室礼 -書院飾り-

大名の室礼  -書院飾り-

江戸幕府は、「室礼」と呼ばれる御殿内の飾り付けや儀式の手本を、室町幕府の故実に求めました。そのため、足利将軍家秘蔵の「東山御物」や貴重な舶来品を中心とする飾り方が規範とされました。中国をはじめとする他国から渡来した文物「唐物」を蒐集し、それらを取り合わせ、調和の美を創出した室町時代の美意識や価値観は、江戸時代の大名家に引き継がれました。将軍やその使者など御殿を訪れる客人のもてなしは、政務を執り行う表御殿の「書院」あるいは「広間」・「鎖の間」などで行われました。名古屋城二之丸御殿の書院を復元し、押板(床)・違棚・書院床、鎖の間の飾り付けを再現しています。

武家の式楽 -能-

武家の式楽  -能-

「舞楽」が公家の式楽であったのに対して、江戸幕府は「能」を武家の式楽と定めました。大名家の御殿には能舞台が設けられ、能役者を召し抱えるとともに、各種・各流派の演目に応じられるように様々な装束・能面・狂言面・道具類が備えられました。客人のもてなしやハレの行事の際には能が催され、宴に興を添えました。古典文学などを題材とした能は、大名にとって必須の教養とされ、時には大名自身も謡い、舞うこともありました。名古屋城二之丸御殿にあった能舞台を復元し、往時を彩った能道具のコレクションを紹介します。

大名の雅び -奥道具-

大名の雅び  -奥道具-

大名自身やその夫人・子どもたちの私的な生活の場「奥」で、身の回りを飾ったり使用した道具、また教養を高めたり趣味や遊びに用いた道具を奥道具といいます。豪華な婚礼調度をはじめ、香道具・化粧道具・文房具・飲食器など多岐にわたる蒔絵の調度品は、大名道具の華といえます。王朝文化の伝統を引く貝合わせや聞香・楽器の演奏は単なる遊びではなく、武家の女性の嗜みでした。模範的な教養人であることが求められる大名家の人びとにとって、書画の鑑賞も先人の感性や文化に触れる手立てとして尊ばれ、美へのまなざしが育まれました。

Past Exhibitions

過去の展覧会

企画展

いつだってKawaii大好き

2020.02.08 (土) 2020.04.05 (日)

平安貴族の女子の間で人形や小さな道具でままごとをする「ひいな遊び」に代表されるように、平安の昔から今にいたるまで、小さく愛らしいものは、女子の心を惹きつける必須条件の一つです。男子に比べ、女子の身の回りの道具は、かわいらしく、時に華やかに作られ、その成長と幸せを願って行われる節目の行事や雛祭りにも、女子が好む愛らしい品々が選ばれました。
本展では、雛祭りにちなみ、雛人形をはじめ、着せ替え人形や市松人形、手芸や物語など、女子の心を魅了する品々を紹介します。(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2/28をもって終了)

特別展

良寛さん その人と書 ―日本人の心のふるさと―

2019.11.16 (土) 2020.01.31 (金)

名筆家であり歌人として親しまれた良寛(1758~1831)は、越後国出雲崎の名主の家に生まれるも、18歳で出家し、諸国を修行行脚した後に故郷に戻って名利にとらわれぬ清貧の生活を送りました。子どもと戯れ、生けるモノ全てを慈しんで詩作・書に興じた生きざまとともに、良寛の遺墨は多くの人々に共感され、魅了し続けています。
本展では、日本有数の良寛コレクター秘蔵の遺墨を中心に、新出の作品を加えて公開し、良寛の人となりを紹介します。

企画展

奏でる ―楽器と調べ―

2019.11.16 (土) 2020.01.31 (金)

日本の古典音楽には、宮廷の式楽である雅楽や武家の式楽である能楽、平家琵琶などがあり、それらの音楽の種類ごとにさまざまな楽器が用いられました。笙や琵琶、箏などの楽器のなかには、インド・ペルシアに起源を持つ楽器や、笛や太鼓のように形を変えて広く用いられた楽器があり、歴史とともに発展し種類を増やしてきました。
 江戸時代の大名の間では能楽が必須の教養であったため、尾張徳川家でも能楽に用いられる楽器を中心に雅楽の楽器や女性の教養であった箏・三味線、琉球王から送られた琉球楽器一式が伝えられました。尾張徳川家伝来の楽器を一堂に紹介し、日本の音楽の流れとさまざまな楽器を紹介します。

秋季特別展

殿さまとやきもの ―尾張徳川家の名品―

2019.09.15 (日) 2019.11.10 (日)

この展覧会では1万点にのぼる尾張徳川家伝来の大名道具から「陶磁」という素材に焦点を絞り、世に知られた大名物はじめ庭焼や会席具、調度類中のうつわまで、蔵に納まる外国製・日本製の多種多様なやきものを、文化史と陶磁史の2つの視座から一挙に紹介します。徳川将軍家に次ぐ家格を誇った尾張徳川家の歴代藩主たちが必要とし、選び、用いたやきものの数々と、その背景にあった近世の美意識と価値観をお楽しみください。

夏期特別展

合戦図 ―もののふたちの勇姿を描く―

2019.07.28 (日) 2019.09.08 (日)

古来、幾度の戦を経て、変革や安定を繰りかえしながら日本の歴史は紡がれてきました。これらの戦の様子は、様々な目的で中世より描かれ記録されています。本展覧会では中世合戦絵巻から戦国合戦図までを展観し、合戦図の多様性を示しながら、合戦図の果たした役割や意義を再考します。
 合戦図は単なる記録画ではなく、武家の教育や自家の顕彰などの目的で描かれました。一方で、源平の合戦などは、物語化されて民衆まで広く享受されていきます。合戦図の形態も絵巻だけではなく、屏風や掛軸、画帖や冊子など様々な形で親しまれました。このような合戦図の展開の中で、戦国という大乱の時代を描いた戦国合戦図が、どのように成立し、描かれたのかにスポットを当て、中世から脈々と描き継がれた合戦図の系譜を明らかにします。

企画展

裂の美

2019.06.08 (土) 2019.07.21 (日)

金襴や緞子、更紗といった海外から渡った華やかな裂地は、書画の表装や茶道具の包みに用いられてきました。特に茶人たちに鑑賞の対象としても重宝された、いわゆる「名物裂」は、手鑑などに貼られ大切に保存され伝わりました。このため、裂地は繊維という脆弱な性質ながら、現在でも古今に流通していた様々な裂地を見ることができます。
 尾張徳川家では、手鑑に貼り込まれた裂地のみならず反物や端切れの状態で、「名物裂」をはじめとする数多くの裂地を守り伝えてきました。一般にはわずかな断片でしか見られない稀少な裂地も、ときに織留を含めた、良好な状態で遺されています。また、掛物や巻物の表具をはじめ、茶道具の仕覆や御物袋、能装束などに用いられた裂地からは、往時の尾張徳川家の洗練された美意識を垣間見ることができます。
 本展では、尾張徳川家の裂地コレクションをひもとき、様々な裂地を紹介いたします。