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第88回定期研究発表会|『山上宗二記』所載の引拙所持「灰被天目」の再同定 ―箱に関する研究動向にもふれながら―

 千利休の高弟・山上(やまのうえ)宗二(そうじ)(1544~90)が当時の名物茶の湯道具を列記した『山上(やまのうえ)宗二(そうじ)記(き)』には、名物の灰被天目が3点記載され、その内2点を豊臣秀吉が所持したとあります。残る1点については堺の豪商・油屋(あぶらや)が所持したとされ、現在、徳川美術館が所蔵する天目が該当すると考えられてきました。
 しかし、その天目は歴史的・学術的な分類における灰被天目にはあたらず、造形的な特徴と茶会記での記録との間に齟齬があることが既に指摘されていました。本発表では、徳川美術館が所蔵する天目が、果たして名物の灰被天目に該当するのか、伝来・箱などを手がかりに検討します。

■日時:7月18日(土)13:30~15:00(開場:13:00)

■会場:徳川美術館 講堂

■料金:無料(但し、入館料は必要)

■定員:80名(事前予約不要/当日会場にて先着順)

※定期研究発表会とは・・・徳川美術館の学芸員が日頃の研究成果を発表する場です。事前予約不要で、入館者であればどなたでもご聴講いただけます。