<small>大名物</small><br />井戸茶碗 銘 大高麗

大名物
井戸茶碗 銘 大高麗
いどちゃわん めい おおごうらい

千利休が侘び茶を大成した桃山時代の頃より、朝鮮半島で作られたいわゆる「高麗茶碗」が重んじられるようになった。なかでも井戸は特に珍重された。本品のように深々とした大振りな井戸は「大井戸」と呼ばれる。本品は、安宅冬康(あたぎゆやす/1525~64)が所持し、徳川家康の手を経て、尾張徳川家初代義直に伝来した。

【朝鮮王朝時代 16世紀】

高8.5 口径14.8 高台径6.2

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