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開催中の展覧会

徳川美術館・蓬左文庫開館90周年記念 夏季特別展

時をかける名刀

2025.06.14 (土)2025.09.07 (日)

大名・尾張徳川家に伝来した名刀のなかには、複数の天下人の手を渡り、戦乱をくぐり抜けてきたというような輝かしいエピソードを持つ刀剣や、戦功や慶事の祝儀に贈られたという縁起の良いエピソードを持つ刀剣が数多くあります。刀剣それぞれの価値・重要性は、こうしたエピソードによって高められていたといっても良いでしょう。
本展覧会では徳川美術館の所蔵刀のうち国宝・重要文化財、また古くから名高い名物刀剣を軸として、歴史に名を馳せた武将や大名ら所縁の名刀を展示し、歴史的背景の面白さと、刀剣そのものの美しさの両側面から、刀剣の奥深い魅力を紹介します。

◆詳細は「時をかける名刀」特別サイトをご覧ください

重要文化財 刀 銘 本作長義・・・(以下58字略)

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これからの展覧会

徳川美術館・蓬左文庫開館90周年記念 秋季特別展

尾張徳川家 名品のすべて

2025.09.13 (土)2025.11.09 (日)

令和7年(2025)11月、徳川美術館と蓬左文庫は開館90年を迎えます。昭和10年(1935)、徳川美術館は名古屋で開館し、蓬左文庫は東京目白の尾張徳川家邸内に開館ののち、同25年に名古屋市に移管されました。ともに御三家筆頭であった尾張徳川家の収蔵品を守り伝える施設として、活動を続けています。
 本展では、重要文化財を含む名品と、昭和から令和に至る90年の歩みを物語る関連資料を通して、徳川美術館と蓬左文庫の全貌を紹介します。

重要文化財 紫地葵紋付葵の葉文辻ケ花染羽織 
桃山~江戸時代 16-17世紀

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徳川美術館開館90周年記念 特別展

国宝 源氏物語絵巻

2025.11.15 (土)2025.12.07 (日)

国宝「源氏物語絵巻」は、日本を代表する最も有名な絵巻の一つです。『源氏物語』の絵画作例として現存最古を誇り、静謐(せいひつ)な画趣の中に物語の世界観や登場人物の心理を見事に表現しています。美麗な装飾料紙に流麗な筆跡でしたためた詞書など、原作に近い時代のみやびやかな雰囲気を伝え、今も見る者を魅了します。
開館90周年という記念すべき年にあたり、10年ぶりに名古屋の地で一堂に公開します。

国宝 源氏物語絵巻 柏木(三)
平安時代 12世紀 徳川美術館蔵

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企画展

尾張家臣団

2025.11.15 (土)2025.12.14 (日)

御三家の一つである尾張徳川家には、約2万5,000人にもおよぶ家臣がいたとされています。このなかには、徳川将軍家の命を受けて代々仕えてきた者や、熟達した技能を兼ね備えた者などさまざまな性格を持つ家臣が存在していました。本展示では、こうした尾張徳川家をささえた家臣たちについて、付家老や年寄をはじめとする重臣クラスの人びとはもちろん、これまであまり注目されてこなかった中・下級家臣たちにもスポットを当てて、彼らにまつわる歴史資料をもとにその実像に迫ってみたいと思います。

尾張家臣双六 徳川慶臧(尾張家13代)筆 江戸時代 19世紀

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企画展

日本の神々降臨

2026.01.04 (日)2026.02.01 (日)

日本各地には、その土地や土地に住まう人々を守る神々が鎮座しています。人々は共同体を作り、神に祈りを捧げて神のもたらす恵みを受け、その恵みに感謝しました。また同じ神を先祖とする部族が現れ、特定の願い事をその分野を得手とする神に捧げる人たちも現れました。展覧会では、神の鎮座地や祀る人々、そしてさまざまな祭りに注目し、日本人と神との関係をひもときます。

日光東照宮祭礼図巻(部分) 江戸時代 19世紀

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特別展

尾張徳川家の雛まつり

2026.02.07 (土)2026.04.05 (日)

春の訪れを告げる雛祭りの時期に合わせて、江戸時代から近代に至る尾張徳川家伝来の雛飾りを展示します。江戸時代の姫君が所持していた有職雛や、婚礼調度のミニチュアである精緻な雛道具は、大名家の格式を示す気品あふれる作品です。明治時代から昭和時代にかけての尾張徳川家3世代の夫人たちの雛人形が飾られた豪華な雛段飾りをはじめ、春を迎える慶びと華やぎに満ちた品々をご堪能ください。

有職雛(束帯姿)  貞徳院矩姫(尾張徳川家14代慶勝正室)所用

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企画展

金沢文庫・蓬左文庫交流展 金沢文庫本-流離う本の物語-

2026.02.07 (土)2026.04.05 (日)

金沢文庫は北条実時が創設した最古の武家文庫で、古典籍の宝庫として知られています。鎌倉幕府が滅亡したのち、散逸した蔵書を徳川家康は積極的に蒐集しました。その一部は息子義直に「駿河御譲本」として受け継がれ、蓬左文庫へ納められています。このような歴史的背景のもと、日本が世界に誇る古典籍“金沢文庫本”を有する両館が連携し、蔵書を守り伝えてきたあゆみを紹介します。

国宝 北条実時像 鎌倉時代13世紀  称名寺蔵(神奈川県立金沢文庫保管)

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Displays of Masterpieces
from the Collection

名品コレクション展示

名品コレクション展示は、1年を通してご覧いただけます。
大名の生活と文化を5つのテーマに分け、約1ヶ月ごとに展示作品を入れ替えます。

展示作品リスト
List of Works on Display

武家のシンボル -武具・刀剣-

武家のシンボル  -武具・刀剣-

大名道具は、公的な場で用いられる「表道具(おもてどうぐ)」と、私的な場で用いられる「奥道具(おくどうぐ)」に二分されます。この展示室では、表道具の中でも武家にとって最も重要な道具であった武具を紹介しています。入口正面には、毎年正月11日に書院に甲冑(かっちゅう)を飾り、旗や幟(のぼり)を立てて祝う大名家の年中行事が再現展示され、諸道具の中でも最も高い格式が与えられていた刀剣をはじめ、弓や火縄銃などの武具を展示します。

大名の数寄 -茶の湯-

大名の数寄  -茶の湯-

この展示室では、戦国武将らの間で流行し、「御数寄屋(おすきや)」での接待として、武家の公式行事に取り入れられた茶の湯の世界を紹介しています。大名家では、「名物」と呼ばれて高い価値を付加された茶の湯道具を取り揃えて行事に備える一方、趣味として茶の湯を愛好した大名の好みに応じ、新しい道具が求められることもありました。名古屋城二之丸御殿内にあった「猿面茶室」を復元した空間の中で、由緒ある伝来の茶道具を展示しています。

大名の室礼 -書院飾り-

大名の室礼  -書院飾り-

この展示室では、かつて名古屋城二之丸御殿にあり、大名の公式行事に用いられた「広間」と、大名のくつろぎの場であった「鎖の間」が再現展示されています。広間には、床(とこ)・違い棚(ちがいだな)・付書院(つけしょいん)といった飾り付けのための空間が設けられ、花生・香炉・香合・天目・茶入・文房具などが飾られました。これらの品々の多くは唐物(からもの)などの貴重な舶来品で、飾り付けは室町時代の将軍家で行われていた規式に則って行われました。

武家の式楽 -能-

武家の式楽  -能-

徳川幕府が、能を武家の式楽(公式の場での音楽)と定めたため、大名の御殿や前庭には必ず能舞台が設けられ、慶事や公式の行事の際には能が演じられました。総檜造りの舞台は、名古屋城二之丸御殿内の御広間前にあった表能舞台の再現です。大名家には面(おもて)をはじめ演能に必要な楽器や道具類が常備され、大名自身も謡い舞えることが教養とされました。深い精神性をたたえた面や豪華な能装束に代表される能の美術は、武家社会において発展し育まれた文化です。

大名の雅び -奥道具-

大名の雅び  -奥道具-

この展示室では、大名やその夫人たちのプライベートな空間である「奥」で用いられた様々な道具を展示しています。奥道具の代表は、大名家に嫁いだ姫君たちの婚礼調度で、身の回りで用いられる調度類一式が、統一の意匠のもとに用意されました。3代将軍徳川家光(いえみつ)の愛娘で、尾張徳川家2代徳川光友(みつとも)のもとへ嫁いだ千代姫(ちよひめ)が持参した国宝「初音の調度」は、わが国の蒔絵史上最高の技術と材料によって作られたとみなされるひときわ豪華な作品です。

Past Exhibitions

過去の展覧会

秋季特別展 みやびの世界

宮廷文化の華

2024.09.22 (日) 2024.11.04 (月)

天皇と皇族、そして天皇に仕える人々によって構成されていた宮廷では、四季折々に行われていた年中行事や儀式、『古今和歌集』に代表される和歌や『源氏物語』に代表される物語文学、宮廷生活の中でつちかわれてきた装束や香など、さまざまな文化が誕生しました。宮廷で誕生した文化は「都風」を意味する言葉「雅び」で形容され、同時代そして後世の人々にとってあこがれの対象ともなりました。本展では、平安時代以降の宮廷の人々が中心となって作り上げ、伝え続けてきたこれら宮廷の文化について紹介します。

秋季特別展 みやびの世界

魅惑の源氏物語

2024.09.22 (日) 2024.11.04 (月)

紫式部によって著された『源氏物語』は、現代に至るまで千年にわたり読み継がれてきた古典の名作です。平安時代に書かれたにもかかわらず、深い人間洞察力に基づく個性的な登場人物が織りなす波乱万丈のストーリーや、洗練された美意識によって紡がれた詩的で美しい言葉など、多くの人々を魅了し続け、その後の物語文学や日本文化に大きな影響を与えました。写本や研究も膨大で、日本文学の金字塔というべき存在です。また物語文学や和歌といった文学の分野だけでなく、香道、能楽などの芸能にも影響を与え、絵画や工芸のデザインソースともなり、二次創作物も数えきれません。
日本が世界に誇る『源氏物語』の文化史を紹介し、『源氏物語』の魅力の一端を紐解きます。

夏季特別展 もののふの備え

馬とともに

2024.07.27 (土) 2024.09.16 (月)

馬は古代より人の生活と文化に深く関わり、中世からの武家社会ではとくに軍馬として重用されました。軍事権を「兵馬の権」、武芸一般を「弓馬の道」と言うように、馬を扱うことは武士の必須の嗜みであり、優れた馬は、武威・武芸の象徴として武士の身分格式を示す存在となりました。こうして武家風俗と密接に結びついた馬は、その気高い姿が武士たちに愛好され、多様な美術工芸品のモチーフにも表されます。また、人馬を繋ぐ馬具は時代や用途によって変化し、近世には華やかな装飾性が取り入れられて発展しました。
本展では、馬と人がともに生きた歴史について、武家社会と馬の関わりを中心に紐解いていきます。

夏季特別展 もののふの備え

甲冑の美学

2024.07.27 (土) 2024.09.16 (月)

古今東西の鎧のなかでも、日本の甲冑は美しさ華やかさを重視して作られた特異な鎧です。平安時代に登場する大鎧は、戦闘に用いる武具であるにもかかわらず、王朝装束の「かさね色目」の影響を受け、色彩豊かな威糸で装飾されました。また、戦国期の甲冑は徒歩戦のために機能性を追求して構造がシンプルになる一方、戦場で目立ち、あるいは武運を祈るため、個性的で奇抜なデザインが取り込まれることもありました。これら装飾性豊かな日本の甲冑美を紹介するとともに、江戸時代以降、盛んに行われた中世武具の考証、復古にも焦点を当てます。

企画展

ハマる!工芸

2024.06.08 (土) 2024.07.21 (日)

漆工品や金工品、陶磁器などの工芸作品には、時に異なる素材が巧みに組み合わされています。文様を彫り、別の素材を嵌(は)め込む象嵌(ぞうがん)や、貝片を漆器や木地に嵌めたり貼ったりして装飾する螺鈿(らでん)は、作り手の卓越した技術の結晶です。また様々なものを収める箱も木の組み方や収納の仕方に工夫が凝らされ、隙間なく嵌まるように作られています。
本展では数ある工芸技術の中でも、こうした素材や形がぴったりと組み合わされた「ハマる(嵌る)」側面に着目し、工芸作品の様々な姿や秘密に迫ります。「ハマる」をキーワードに、工芸作品の輝き続ける魅力にもハマってみてください。

特別展 御霊屋改修記念

尾張徳川家と菩提寺建中寺

2024.06.08 (土) 2024.07.21 (日)

徳興山建中寺は、慶安3年(1650)に歿した尾張徳川家初代義直を供養するため、その子である2代光友によって創建されました。以来、尾張徳川家の菩提寺として、歴代当主やその家族たちにより堂宇が建てられ、宝物が奉納されるとともに、代々の位牌を安置する御霊屋(ごれいや)や墓所が造られ、遺品が納められました。現在も、歴史ある建造物や由緒ある文化財が、威容を誇った当時の様子を伝えています。
 本展では、建中寺が所蔵する宝物を中核に、所縁の品々を通覧することで、尾張徳川家とともに歩んできた建中寺の歴史を紐解きます。また近年、修復が進められている建中寺の御霊屋についても紹介します。