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これからの展覧会

夏季特別展

武芸 サムライ・アスリート

2026.07.25 (土)2026.09.27 (日)

江戸時代の武士は、弓矢を操り、馬に乗り、刀剣や鑓の扱いに習熟するなど武芸を身につけました。武士は合戦に参加するため、日頃より武芸の修練に励みましたが、武士階級が無くなった近代以降、武芸は軍隊や教育機関における心身の鍛練を目的とするスポーツとして定着し、現代に至ります。大名家・尾張徳川家で実際に用いられた武具類や武芸各種の伝書などを中心に、さまざまな武芸について紹介します。

千代田之御表 流鏑馬上覧(部分)・武術上覧(部分) 楊洲周延画 明治30年(1897)

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特別展

ときめく箱

2026.10.08 (木)2026.11.15 (日)

「玉手箱」や「箱入り娘」といった言葉があるように、ものを収納する容器の一つである箱は、古代から現代にいたるまで、人々の生活や信仰・藝術に深く関わってきました。内容品の保護・整理・運搬といった実用性に加え、精緻な装飾や象徴的な意匠、そして蓋の表裏に記された箱書きに至るまで——箱は時として、持ち主の想いを内に秘め、また時を越えて語るメディアでもありました。本展では、箱の機能と美に着目しながら、その魅力に迫ります。

刷毛目茶碗 銘 白波 朝鮮王朝 16世紀 岡谷家寄贈

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企画展 生誕140年 没後50年記念

旅する侯爵 徳川義親

2026.10.08 (木)2026.12.13 (日)

徳川美術館の創設者・尾張徳川家19代当主義親は、知的な探求心にあふれた人物でした。義親は多分野に関心を持ち、東南アジアやヨーロッパ旅行で得た美術品・日本各地の郷土玩具など、彼ならではの目線で、その地域や生活の記憶と結びついた作品を蒐集しました。本展では、今年生誕140年、没後50年を迎える義親の文化への眼差しとその足跡を辿ります。

ヨーロッパ旅行へ向かう船上の義親夫妻 大正10年(1921) 個人蔵

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【特別公開】

国宝 源氏物語絵巻 横笛・宿木(二)

2026.11.14 (土)2026.11.29 (日)

「国宝「源氏物語絵巻」は、王朝時代の人々の雅やかな暮らしぶりを余すところなく伝えてくれる現存最古の物語絵巻です。毎年11月下旬には、この絵巻から数場面を選んで特別公開を行います。もとは巻物として伝わり、昭和7年(1932)に保存のために額装に改装され、近年、額装による本紙への負荷を軽減するために再び巻子装に戻し、一場面ごとに絵と詞書を一巻の巻物に仕立て、絵巻本来の姿で鑑賞いただくことが可能となりました。
 今年は、15巻の中から、第37帖「横笛」と、第49帖「宿木(二)」を特別公開します。

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企画展

古写経 祈りの美

2027.01.05 (火)2027.01.31 (日)

古来、仏教経典を書写することは、大きな功徳があると信じられてきました。そのため仏教伝来以来、日本でも盛んに写経が行われ、数多くの写経遺品が伝存しています。本展では、古筆手鑑に貼り込まれた断簡を含む尾張徳川家伝来品の優品を中心に、近年新たに寄贈を受けた作品も交えながら、古代から近世にかけての古写経の名品をご紹介します。書写した人々の祈りや願いを伝えるとともに、文字、料紙、装丁の美しさにも注目してお楽しみください。

重要文化財 法華経普門品(部分) 平安時代12世紀 徳川美術館蔵

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特別展

尾張徳川家の雛まつり(2027年)

2027.02.06 (土)2027.04.04 (日)

「桃の節供」と呼ばれる雛まつりは、春のおとずれを告げるにふさわしい、華やかで心なごむ行事です。徳川美術館では毎年、雛まつりの時期にあわせて尾張徳川家伝来の雛飾りを展示しています。気品に満ちた雛人形や、婚礼調度のミニチュアである雛道具は、いずれも雅やかで、御三家筆頭の名にふさわしい質の高さを誇ります。江戸時代から昭和時代にいたるまで、各時代の技術の粋が結集された尾張徳川家ゆかりの雛人形・雛道具の数々をご堪能ください。

有職雛(束帯姿) 江戸時代 19世紀 貞徳院矩姫(尾張家14代慶勝正室)所用

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企画展

大名もあそぶ

2027.02.06 (土)2027.04.04 (日)

古今東西を問わず、人が人らしく生きる上で必要不可欠なもの、それが遊びです。江戸時代の大名においても、つれづれを過ごす娯楽のみならず、たしなみや教養の糧として、さまざまな遊びがおこなわれました。「琴棋書画」に代表される高雅な遊びをはじめ、公家由来のみやびな香合せや貝合せに、かるたや双六・人形といった玩具や遊戯具に至るまで実に多彩です。大名たちの心をなごませ、生きる力を育んできた遊びの世界を紹介します。

菊折枝蒔絵碁盤・双六盤・将棋盤 江戸時代18世紀 俊恭院福君(尾張家11代斎温継室)所用 徳川美術館蔵

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【特別公開】

千利休 泪の茶杓

2027.02.20 (土)2027.03.02 (火)

「泪(なみだ)」は、千利休の茶杓として最も名高い品です。豊臣秀吉に切腹を命ぜられた千利休が、自ら削って最後の茶会に用い、茶会後に古田織部に与えられたといわれる茶杓で、織部がこの茶杓用に長方形の窓をあけた筒をつくり、その窓を通して茶杓を位牌代わりに拝んだとも伝えられています。毎年、利休忌の前後の約1週間のみ、筒とともに特別公開します。

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Displays of Masterpieces
from the Collection

名品コレクション展示

名品コレクション展示は、1年を通してご覧いただけます。
大名の生活と文化を5つのテーマに分け、約1ヶ月ごとに展示作品を入れ替えます。

展示作品リスト
List of Works on Display

武家のシンボル -武具・刀剣-

武家のシンボル  -武具・刀剣-

大名とは、武力をもって世の秩序を築いた武士の頂点に立つ存在でした。戦国の世が終わり、泰平の世を迎えた江戸時代にあっても、万一の戦に備えて軍備を整えることは武士のつとめでした。甲冑などの武具・刀剣は、武家のシンボルとして、美しさと気品をもって誂えられました。なかでも刀剣は家の由緒を物語る道具として重んじられ、高い格式を帯びて贈答儀礼にも欠かせない品となりました。甲冑は一軍を率いる大将の威厳を示すハレの装いであり、最高の材料と技術を注いで作られました。武具・刀剣のコレクションからは、機能を超えた美と細部へのこだわりに息づく誇り高い武士の精神が感じられます。

大名の数寄 -茶の湯-

大名の数寄  -茶の湯-

室町時代に成立した茶の湯は、織田信長や豊臣秀吉の時代を経て、江戸時代には武家の公式行事に採り入れられました。大名は、邸内に茶室を設け、将軍の公式訪問である「御成(おなり)」をはじめ、諸大名を招いて茶を点ててふるまい、接待の場として用いました。茶室で用いられる茶道具は、華々しい由緒・伝来はもとより、造形的にもすぐれ、時に一国一城にあたるとされるほどの高い価値をもつ「名物」が重んじられました。「名物」の茶道具を所持することが家の誉れとなり、家の格をも表したのです。名古屋城二之丸御殿の「猿面茶室」を復元し、季節にあわせた茶道具の取り合わせを再現しています。

大名の室礼 -書院飾り-

大名の室礼  -書院飾り-

江戸幕府は、「室礼」と呼ばれる御殿内の飾り付けや儀式の手本を、室町幕府の故実に求めました。そのため、足利将軍家秘蔵の「東山御物」や貴重な舶来品を中心とする飾り方が規範とされました。中国をはじめとする他国から渡来した文物「唐物」を蒐集し、それらを取り合わせ、調和の美を創出した室町時代の美意識や価値観は、江戸時代の大名家に引き継がれました。将軍やその使者など御殿を訪れる客人のもてなしは、政務を執り行う表御殿の「書院」あるいは「広間」・「鎖の間」などで行われました。名古屋城二之丸御殿の書院を復元し、押板(床)・違棚・書院床、鎖の間の飾り付けを再現しています。

武家の式楽 -能-

武家の式楽  -能-

「舞楽」が公家の式楽であったのに対して、江戸幕府は「能」を武家の式楽と定めました。大名家の御殿には能舞台が設けられ、能役者を召し抱えるとともに、各種・各流派の演目に応じられるように様々な装束・能面・狂言面・道具類が備えられました。客人のもてなしやハレの行事の際には能が催され、宴に興を添えました。古典文学などを題材とした能は、大名にとって必須の教養とされ、時には大名自身も謡い、舞うこともありました。名古屋城二之丸御殿にあった能舞台を復元し、往時を彩った能道具のコレクションを紹介します。

大名の雅び -奥道具-

大名の雅び  -奥道具-

大名自身やその夫人・子どもたちの私的な生活の場「奥」で、身の回りを飾ったり使用した道具、また教養を高めたり趣味や遊びに用いた道具を奥道具といいます。豪華な婚礼調度をはじめ、香道具・化粧道具・文房具・飲食器など多岐にわたる蒔絵の調度品は、大名道具の華といえます。王朝文化の伝統を引く貝合わせや聞香・楽器の演奏は単なる遊びではなく、武家の女性の嗜みでした。模範的な教養人であることが求められる大名家の人びとにとって、書画の鑑賞も先人の感性や文化に触れる手立てとして尊ばれ、美へのまなざしが育まれました。

Past Exhibitions

過去の展覧会

企画展

唐絵

2021.11.13 (土) 2021.12.12 (日)

海を渡り日本に伝えられた中国絵画は、古来、「唐絵(からえ)」と称されました。尾張徳川家では、室町時代における唐物の尊重を継承し、室町将軍家に蔵されたと伝えられる唐絵、いわゆる「東山御物(ひがしやまごもつ)」を中核として、多くの唐絵を収集してきました。同家の三百五十年以上の長い歴史の中で、行方のわからない作品も少なくありませんが、幸いに収蔵品を記録した道具帳(蔵帳)が多く伝存していることから、収集の実態をたどることができます。
本展では、東山御物をはじめとする尾張徳川家伝来の唐絵を一堂に展示し、大名家の筆頭であった同家における唐絵受容の様相に迫ります。

修復完了記念 館蔵全巻特別公開

国宝 源氏物語絵巻

2021.11.13 (土) 2021.12.12 (日)

徳川美術館所蔵の国宝「源氏物語絵巻」は、『源氏物語』を絵画化した現存最古の物語絵巻で、平安の王朝文化を象徴する名画のひとつとして世界的にも有名です。
もとは巻子装でしたが、保存と公開の観点から昭和7年(1932)に額面装に改められました。当時としては最善の判断でしたが、80余年を経て額面装による弊害が生じたため、平成4年(2012)から5年にわたる保存修復を行い、詞(ことば)と絵が響き合うよう本来の巻子装に戻しました。
令和2年(2020)に全15巻の修復が完成したことを記念し、前後期で展示替を行いながら、全巻を特別公開いたします。

秋季特別展

尾張姫君ものがたり

2021.09.18 (土) 2021.11.07 (日)

御三家筆頭の格式を誇る尾張徳川家では、徳川将軍家をはじめ徳川一門、公家や諸大名から歴代藩主の正室を迎えました。正室は尾張徳川家と実家との橋渡し役となり、独自の政治的役割を果たすとともに、文化や儀礼の面でも婚家を支えました。また、家の存続に不可欠な世継ぎを確保するため、正室以外の女性が世継ぎを産んだ例も少なくありません。なかには生母として正室に次ぐ地位や権力を得る者も登場しました。本展では、尾張徳川家を陰で支えた正室や側室・息女ゆかりの品々を展示し、大名家に生きた女性たちの実像に迫ります。

夏期特別展

家康から義直へ

2021.07.17 (土) 2021.09.12 (日)

戦国の世を生き抜き、天下統一を果たした家康。そして家康の九男として誕生し、泰平の世に尾張国の統治を任された義直。二人は親子でありながらも対照的な時代を送りました。家康から莫大な財産と蔵書を受け継いだ義直によって、尾張藩の基礎が固められ、名古屋は繁栄へと導かれていきます。
本展覧会では、家康から義直へと受け継がれた治世方針に焦点をあてながら、二人の生涯や政治に対する姿勢、そして義直の家康への想いを、遺品や史料などを読み解きながらたどります。

特別展

名刀紀行ー京・大和と九州ー

2021.06.05 (土) 2021.07.11 (日)

古くから日本各地で刀剣が生産されてきましたが、なかでも山城国(京都府)と大和国(奈良県)は都が置かれたことから、貴族や寺院の需要に応じた作刀が盛んに行われました。また大和国の刀工たちの作風は、九州の刀工たちに少なからぬ影響を及ぼしました。山城国・大和国を中心とした畿内の刀工の作品や九州の刀工の作品を紹介します。

企画展

あかがね/くろがね

2021.06.05 (土) 2021.07.11 (日)

銅(あかがね)・鉄(くろがね)という金属素材に着目して徳川美術館の所蔵品を眺めると、実用性と装飾美を兼ね備えた作品の中に、人々の創意工夫が見えてきます。人々は、金属それぞれの特質を理解し、彫金(ちょうきん)・鋳金(ちゅうきん)・鍛金(たんきん)といった加工技術を用いながら様々な工芸品を生み出しました。
銅・鉄の機能性と美をテーマに、武家の人々のこだわりが詰まった刀装具をはじめとする武器・武具などのほか、文化・芸能の中で大切に用いられてきた茶道具をはじめ、金属工芸品の数々を紹介します。