企画展
日本の神々降臨
2026.01.04 (日)2026.02.01 (日)
日本各地には、その土地や土地に住まう人々を守る神々が鎮座しています。人々は共同体を作り、神に祈りを捧げて神のもたらす恵みを受け、その恵みに感謝しました。また同じ神を先祖とする部族が現れ、特定の願い事をその分野を得手とする神に捧げる人たちも現れました。展覧会では、神の鎮座地や祀る人々、そしてさまざまな祭りに注目し、日本人と神との関係をひもときます。
日光東照宮祭礼図巻(部分) 江戸時代 19世紀
Exhibitions

開催中の展覧会
開催中の展覧会はありません
これからの展覧会
企画展
2026.01.04 (日)2026.02.01 (日)
日本各地には、その土地や土地に住まう人々を守る神々が鎮座しています。人々は共同体を作り、神に祈りを捧げて神のもたらす恵みを受け、その恵みに感謝しました。また同じ神を先祖とする部族が現れ、特定の願い事をその分野を得手とする神に捧げる人たちも現れました。展覧会では、神の鎮座地や祀る人々、そしてさまざまな祭りに注目し、日本人と神との関係をひもときます。
日光東照宮祭礼図巻(部分) 江戸時代 19世紀
特別展
2026.02.07 (土)2026.04.05 (日)
春の訪れを告げる雛祭りの時期に合わせて、江戸時代から近代に至る尾張徳川家伝来の雛飾りを展示します。江戸時代の姫君が所持していた有職雛や、婚礼調度のミニチュアである精緻な雛道具は、大名家の格式を示す気品あふれる作品です。明治時代から昭和時代にかけての尾張徳川家3世代の夫人たちの雛人形が飾られた豪華な雛段飾りをはじめ、春を迎える慶びと華やぎに満ちた品々をご堪能ください。
有職雛(束帯姿) 貞徳院矩姫(尾張徳川家14代慶勝正室)所用
企画展
2026.02.07 (土)2026.04.05 (日)
金沢文庫は北条実時が創設した最古の武家文庫で、古典籍の宝庫として知られています。鎌倉幕府が滅亡したのち、散逸した蔵書を徳川家康は積極的に蒐集しました。その一部は息子義直に「駿河御譲本」として受け継がれ、蓬左文庫へ納められています。このような歴史的背景のもと、日本が世界に誇る古典籍“金沢文庫本”を有する両館が連携し、蔵書を守り伝えてきたあゆみを紹介します。
国宝 北条実時像 鎌倉時代13世紀 称名寺蔵(神奈川県立金沢文庫保管)
NHK大河ドラマ特別展
2026.04.18 (土)2026.06.14 (日)
大胆に突き進む兄・豊臣秀吉を、冷静沈着に陰で支え続けた弟・秀長。本展ではNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」と連動し、豊臣兄弟が激動の戦国時代を制して天下統一への道を切り拓く軌跡を、重要な合戦や出来事を取り上げながら紐解きます。また織田信長・徳川家康・藤堂高虎・千利休など豊臣兄弟をとりまく人々との関係にも着目し、約130件の美術工芸品や歴史史料から、豊臣兄弟が生きた栄枯盛衰の時代に迫ります。
「NHK大河ドラマ特別展 豊臣兄弟!」展覧会公式サイト も併せてご覧ください。
名品コレクション展示
名品コレクション展示は、1年を通してご覧いただけます。
大名の生活と文化を5つのテーマに分け、約1ヶ月ごとに展示作品を入れ替えます。
大名道具は、公的な場で用いられる「表道具(おもてどうぐ)」と、私的な場で用いられる「奥道具(おくどうぐ)」に二分されます。この展示室では、表道具の中でも武家にとって最も重要な道具であった武具を紹介しています。入口正面には、毎年正月11日に書院に甲冑(かっちゅう)を飾り、旗や幟(のぼり)を立てて祝う大名家の年中行事が再現展示され、諸道具の中でも最も高い格式が与えられていた刀剣をはじめ、弓や火縄銃などの武具を展示します。
この展示室では、戦国武将らの間で流行し、「御数寄屋(おすきや)」での接待として、武家の公式行事に取り入れられた茶の湯の世界を紹介しています。大名家では、「名物」と呼ばれて高い価値を付加された茶の湯道具を取り揃えて行事に備える一方、趣味として茶の湯を愛好した大名の好みに応じ、新しい道具が求められることもありました。名古屋城二之丸御殿内にあった「猿面茶室」を復元した空間の中で、由緒ある伝来の茶道具を展示しています。
この展示室では、かつて名古屋城二之丸御殿にあり、大名の公式行事に用いられた「広間」と、大名のくつろぎの場であった「鎖の間」が再現展示されています。広間には、床(とこ)・違い棚(ちがいだな)・付書院(つけしょいん)といった飾り付けのための空間が設けられ、花生・香炉・香合・天目・茶入・文房具などが飾られました。これらの品々の多くは唐物(からもの)などの貴重な舶来品で、飾り付けは室町時代の将軍家で行われていた規式に則って行われました。
徳川幕府が、能を武家の式楽(公式の場での音楽)と定めたため、大名の御殿や前庭には必ず能舞台が設けられ、慶事や公式の行事の際には能が演じられました。総檜造りの舞台は、名古屋城二之丸御殿内の御広間前にあった表能舞台の再現です。大名家には面(おもて)をはじめ演能に必要な楽器や道具類が常備され、大名自身も謡い舞えることが教養とされました。深い精神性をたたえた面や豪華な能装束に代表される能の美術は、武家社会において発展し育まれた文化です。
この展示室では、大名やその夫人たちのプライベートな空間である「奥」で用いられた様々な道具を展示しています。奥道具の代表は、大名家に嫁いだ姫君たちの婚礼調度で、身の回りで用いられる調度類一式が、統一の意匠のもとに用意されました。3代将軍徳川家光(いえみつ)の愛娘で、尾張徳川家2代徳川光友(みつとも)のもとへ嫁いだ千代姫(ちよひめ)が持参した国宝「初音の調度」は、わが国の蒔絵史上最高の技術と材料によって作られたとみなされるひときわ豪華な作品です。
過去の展覧会
夏季特別展
2023.07.23 (日) 2023.09.18 (月)
慶長8年(1603)、征夷大将軍となった徳川家康は幕府を成立させ、約250年も続く泰平の世の基礎を築き上げました。家康の生涯の大半は、室町時代から続く戦国の世にあり、時に命が危険にさらされながらも困難を乗り越え、戦乱に終止符を打ちました。
蓬左文庫展示室では、史料を中心に家康がとった選択に注目しながら、その波乱の生涯を辿ります。本館展示室では、家康歿後に尾張徳川家へ贈られた駿府御分物(家康の遺産)を中心に、家康の人となりから政治と学問・茶や香道といった芸能などに焦点を当て、家康像を紐解いていきます。
企画展
2023.06.03 (土) 2023.07.17 (月)
美術品の真贋や価値を評価する「鑑定」には、画題や製作地・製作者などを見極める専門的な知識が必要とされます。江戸時代には、刀剣の本阿弥(ほんあみ)家をはじめ、刀装具の後藤家、書蹟の古筆(こひつ)家、絵師の狩野家・住吉家、茶道の各家元たちによって、それぞれの分野の鑑定が行われていました。
本展では、鑑定の対象となった作品と、鑑定結果を示す折紙(おりがみ)・極札(きわめふだ)・箱書(はこがき)などから、科学分析用の機材や記録用の鮮明な写真すらなかった時代に行われた鑑定の様相に迫ります。
特別展
2023.06.03 (土) 2023.07.17 (月)
江戸時代の武家社会では、身分や年齢、季節や儀礼などによる細やかな決まりごとのなかで、格式に相応しく、おごそかに、あるいは美麗によそおうことが求められました。男性は儀礼など最もフォーマルな場面では公家の伝統的な装束を身に着ける一方、日常のカジュアルな場面で着用する羽織や刀剣の拵、また火事装束や陣中着などに武家ならではの粋を凝らしました。女性は生地や模様によって格の異なる着物を時に応じて使い分け、華麗な筥(はこ)迫(せこ)を携帯し、化粧によって美を体現しました。
尾張徳川家で誂えられた衣服や装身具などをトータルコーディネートの演出でご紹介しつつ、「よそおい」にかける武家の美学を探ります。
企画展
2023.04.15 (土) 2023.05.28 (日)
能楽は日本の伝統芸能のひとつであり、600年の歴史を刻んだ舞台芸術です。200曲以上あると言われる能の演目を分類する言葉に「神・男・女・狂・鬼(しん・なん・にょ・きょう・き)」があります。尾張徳川家に伝来した能面・能装束や小道具などを通じて、演目ごとの取り合わせを紹介します。舞台上に華開いた能楽の世界をお楽しみください。
特別展
2023.04.15 (土) 2023.05.28 (日)
漆で絵を描き、金粉や銀粉を蒔きつけて文様をあらわす「蒔絵」は日本文化において長きにわたり理想美の象徴であり続けています。本展では、平安時代の蒔絵の名品をはじめ、鎌倉時代の手箱、江戸時代の蒔絵を代表する国宝「初音蒔絵調度」や琳派様式の蒔絵、江戸から近代にかけて活躍した名工による作品などに加えて、現代の人間国宝の作品にいたるまで選りすぐりの蒔絵の名品をご紹介します。さらに国宝「源氏物語絵巻」をはじめとした物語絵巻や屏風、書跡などもあわせて展観し、日本人が追求した美の系譜をたどります。
本展はMOA美術館・三井記念美術館・徳川美術館の私立3館による共同開催です。
企画展
2023.02.04 (土) 2023.04.02 (日)
織田信長や豊臣秀吉、徳川家康など、近世に生きた人びとの書状を展示し、興味深い逸話や書き手の人柄、人間関係などを紹介します。学校の教科書や「物の本」だけではイメージが湧きにくい歴史上の出来事や近世の人びとの心情の発露などを、書状の展示を通してより身近に感じていただきます。