金唐革鏡覆<br /><small>ハンス・ル・メール工房</small>

金唐革鏡覆
ハンス・ル・メール工房
きんからかわかがみおおい

本品はオランダ・アムステルダムの有名な金唐革工房・ハンス・ル・メール(1629~77)製を示す「HLM」のモノグラムもプレスされており、日本に残るもっとも古い金唐革のひとつとして知られています。地色は暗褐色で、花を挿した花瓶の周りを左右対称に怪獣が絡み合う主文様は金色です。なお、中に収められていたと思われる鏡はすでに失われています。

【オランダ 17世紀 霊仙院千代姫(尾張家2代光友正室)所用】