



本展は春季特別展の予定でしたが、東北地方太平洋沖地震の影響により、開催を今秋に延期いたしました。
江戸時代初期に創設された皇族・有栖川宮家は、和歌と書道を家の学問として伝え、宮廷文化を支える役割を果たした宮家です。後陽成天皇の皇子好仁親王を初代として大正時代まで続き、10代威仁親王の薨去後は、大正天皇の第3皇子宣仁親王が有栖川宮を継いで、高松宮家が創設されました。
有栖川宮家・高松宮家に伝えられた典籍・美術品や、初代以来宣仁親王に至る歴代の愛用品などを通して、宮廷に伝えられた雅びの文化を紹介します。
| 会期 | 平成23年9月23日(祝・金)〜11月6日(日) |
|---|---|
| 開館時間 | 午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで) |
| 休館日 | 月曜日 |
| 観覧料 | 一般 1,200円・高大生 700円・小中生 500円 (20名様以上の団体は一般200円、その他100円割引) ※毎週土曜日は小・中・高生入館無料 |
| 主催 | 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫・中部日本放送・中日新聞社 |
| 共催 | 学習院大学・静岡県 |
| 後援 | 高松宮妃癌研究基金・國學院大學・大阪青山大学 大阪青山短期大学 |
| 協賛 | 安藤七宝店 |
| 協力 | アフラック・名古屋市交通局 |
| 記念講演会 | 「二つの修学院図屏風」 学習院大学教授・千葉市美術館館長 小林 忠 氏 日時 9月23日(金・祝) 午後1時30分〜3時 徳川美術館 講堂 ※入館者聴講自由 |
| 展覧会図録 | 2,300円(税込) |
展示作品リスト (PDF / 386KB) [更新日:9月12日]
今日宮廷文化といいますと、源氏物語や百人一首といった古典文学や、いわゆる十二単や束帯などの装束、あるいは貴族の遊びであった雅楽や蹴鞠などが思い浮かびます。これらは平安時代から鎌倉時代の宮廷で形づくられ、その後も宮廷に伝えられ続けてきた文化です。いずれも、平安時代から全く形を変えずに伝えられてきたわけではありませんが、当時の貴族たちが中国の文化を消化したうえに築き上げてきた和様の美や雅びの美意識に支えられ、現在にまで脈々と生き続けています。そして、これらの宮廷文化を伝えてきたのが歴代天皇や皇族、宮廷に仕えてきた公家たちでした。江戸時代の皇族・有栖川宮家の歴代もまた、宮廷文化を伝える役割を担っていました。